「Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ」や最新のベアリング技術を紹介

日本トムソン株式会社

《 TOKYO PACK 2016 - 2016東京国際包装展 -
Tokyo International Packaging Exhibition 2016 》

ニードルベアリング・直動案内機器・メカトロ製品を開発から販売まで手がける
日本トムソン(商標名:IKO)は、精密部品“ベアリング”を中心に取り扱うグローバルカンパニーです。ベアリングは機械の回転する・直進するなどの動きを精密に案内する部品で、世界中の製造業に貢献。海外の販売拠点は27ヶ所に上り「技術開発型企業」として社会を支えています。
顧客の高速化、省スペース化及びクリーン環境への要望に、豊富な製品と信頼の技術で対応

今回の展示の中心は、地球環境に貢献する「Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ」。他にもニードルベアリング、直動案内機器およびメカトロの各種製品に加え新製品も出展しています。

img_7550
IKO 日本トムソン株式会社
食品機械にも対応する「Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ」
Cルーブに含浸したオイルだけで長期メンテナンスフリーを実現
キャピラリーテクノロジーは、毛細管現象(Capillary)を利用して、長期間、外部からの潤滑油の供給を不要とする画期的なIKOオリジナル技術です。製品の長期メンテナンスフリーを実現するとともに、地球環境にも大きく貢献しています。
潤滑部品「Cルーブ」とは
Cルーブは、微細な樹脂のパウダーを焼結成形して作った連通多孔焼結樹脂の潤滑部品。多量の潤滑油を含浸させ、スライドユニットなどに内蔵させた、地球環境に優しい製品として注目されています。潤滑油の使用量を最少限に抑え、長期間にわたり最適量の潤滑油を供給するため、製品の長期メンテナンスフリーを実現しています。また食品機械用油をCルーブに含浸することで安心して食品機械に使用することが可能です。

食品機械にも対応。潤滑部品『Cルーブ』が発揮する4つの特長
①メンテナンスフリー
Cルーブ内の潤滑油だけで、20,000Km以上の無給油走行に耐久することが可能。さらにスライドユニット内にはグリースを封入しているので、長期間にわたってメンテナンスフリーを実現しています。

②エコロジー
Cルーブ内の潤滑油は、転がり案内部の潤滑性能を維持するのに必要な量だけを供給するため、長期間の走行でも潤滑油の消費量が少なく、潤滑性能を維持しています。

③コンパクト
潤滑部品Cルーブを内蔵しているので、潤滑部品を外付けするタイプと異なり、スライドユニットが長くなることがありません。 取付けスペースやストローク長さの制約を受けずに、従来品からの置き換えが容易です。

④スムース
スライドユニットの外側に取り付けてトラックレールに接触する方式の潤滑部品のような、すべり抵抗が発生しません。 駆動力の追従性が良く、精度向上や摩擦損失の低減による省エネに貢献しています。

%ef%bd%831
潤滑部品「Cルーブ」
■ 微細な樹脂パウダー ➡ 焼結成形 ➡ 連通多孔焼結樹脂 (含油前・樹脂の粒子が強固に触着結合)➡ 潤滑油含浸 ➡ 潤滑部品『Cルーブ』(含油後・樹脂粒子間に潤滑油を保持)
img_7517
Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ 食品機械にも対応。
img_7520
Cルーブ・メンテナンスフリーシリーズ
IKO Cルーブ施削形ニードルベアリング
メンテナンスフリーCルーブベアリングは食品機械にも対応。(固形潤滑剤入り)
軸受空間に熱硬化形固形潤滑剤「Cルーブ」を充てんした、メンテナンスフリータイプの軸受です。Cルーブは、多量の潤滑油と微粒子の超高分子ポリオレフィン樹脂を熱処理固形化した潤滑剤です。軸受が回転することにより潤滑剤が軌道面に常時適量しみ出し、長期間にわたって軸受の潤滑性能を維持しています。
食品機械用Cルーブ施削形ニードルベアリングは、NSFH1認証の潤滑油とFDA規格に適合した樹脂を使用することにより、人体に対して安全性を確保。各種の食品機械に安心して使用できます。

特長
■ メンテナンス工数を大幅削減
固形潤滑剤『Cルーブ』が長期間にわたって潤滑性能を維持しているので、潤滑管理工数を大幅に削減できます。

■ 人体への安全性を確保
NSF H1認証の潤滑油とFDA規格の樹脂を使用し、高い安全を確保しています。

■ 油を嫌う用途に最適
油分の飛散が少なく、周囲環境を汚染しません。

img_7523
IKO Cルーブ施削形ニードルベアリングが食品機械にも対応。
img_7542
IKO Cループベアリング
IKO クロスローラベアリング CRB
断面高さを抑えたコンパクトで高精度なクロスローラベアリングで、最先端ロボットの旋回部に貢献しています。内輪と外輪の間に、ころを直交させて配列したコンパクトな構造の軸受で、転がり面は線接触のため、軸受荷重による弾性変位はごくわずか。さらにラジアル荷重、アキシアル荷重及びモーメントなどの複雑な荷重を同時に受けることができます。
この軸受はコンパクトで高い剛性と回転精度を必要とする産業用ロボット、工作機械及び医療機器などの旋回部に広く使用されています。

img_7530
コンパクトで高精度なクロスローラベアリング
img_7529
IKO クロスローラベアリング CRB
軽量・低断面・コンパクトな、新感覚一軸テーブル誕生
「IKO 精密位置決めテーブル」
■ IKO 精密位置決めテーブルTEは、主要構成部品に高強度アルミニウム合金を使用し、U字形のベッドの内側にスライドテーブルを配置した構造の軽量・コンパクトな位置決めテーブルです。
送り機構には精密ボールねじを採用しており、信頼性が高く、高精度な位置決めが可能。
直動案内部とボールねじに潤滑部品Cルーブを内蔵することで長期メンテナンスフリーを実現し、潤滑のための給油工数を削減することができます。

■ IKOクリーン精密位置決めテーブルTC…EBは、半導体・液晶関連製造装置など、高いクリーン度が要求される環境下での使用に最適な位置決めテーブルです。独自の高気密構造により、駆動部分やスライドテーブルの案内部分を密封し、テーブル周囲への発じんを防いでいます。 テーブル内部の密閉性を高めた構造によりクリーン度クラス3を実現しています。

img_7536
IKO 精密位置決めテーブル TE…B / クリーン精密位置決めテーブルTC…E
img_7537
IKO 精密位置決めテーブルTE…B / クリーン精密位置決めテーブルTC…E
展示会詳細
展示会名 TOKYO PACK 2016 - 2016東京国際包装展 -
Tokyo International Packaging Exhibition 2016
会 期 2016年10月4日(火)~7日(金)
会 場 東京ビッグサイト
展示会カテゴリー 店舗・流通・物流・包装機械
住 所 〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
主催者 公益社団法人日本包装技術協会(Japan Packaging Institute)
URL http://www.tokyo-pack.jp
備 考
出展社詳細
出展社 日本トムソン株式会社
住所 〒108-8586 東京都港区高輪2丁目19−13
URL http://www.ikont.co.jp